ペットの病気やケガの治療、相談は兵庫県豊岡市の有田動物病院へ

我家ペット

有田動物病院 >JAM我家のペット >我家ペット >ペットの病気、子宮蓄膿症には気をつけましょう(2013年12月号)

ペットの病気、子宮蓄膿症には気をつけましょう(2013年12月号)

山本 ルーちゃん

子宮蓄膿症とは、子宮の中に膿が溜まってしまう病気です。主に未避妊の犬・猫の中齢から高齢の子に多く見られる病気で、発見され次第速やかに治療することが必要となってきます。今回の患者さんは今回の患者さんは元気がなく、食欲の低下と吐き気を症状として来院されたパグのルーちゃん。ベストの治療法は手術で、膿のたまった子宮をそのまま摘出してしまう事です。ルーちゃんも有田獣医師のもとで摘出手術を受け無事回復しました。子宮蓄膿症は、放置すると子宮内に繁殖した細菌が全身に感染して敗血症を誘発し、ショックや腎不全を併発して死に至る病気です。未避妊のペットを飼われている飼い主さんは、このような病気のリスクがあることを認識し、様子がおかしい時は検査を受けることをお勧めします。また、この病気は避妊手術を行っておくことで予防ができます。避妊手術はその他にも乳がん・子宮、卵巣の腫瘍も予防できるメリットがありますので、是非検討してみてはいかがでしょう