ペットの病気やケガの治療、相談は兵庫県豊岡市の有田動物病院へ

我家ペット

有田動物病院 >JAM我家のペット >我家ペット >いつまでも丈夫で健康な歯を!歯周病を予防しよう!(2012年10月号)

いつまでも丈夫で健康な歯を!歯周病を予防しよう!(2012年10月号)

歯周病の主な原因は、口のなかに歯垢がたまり不衛生になることです。歯垢を放っておくと、そのなかで繁殖した細菌が歯肉に炎症を起こして歯肉炎となり、真っ白だった歯は黄色から徐々に茶色っぽく見えるようになり、歯肉は赤っぽく腫れてきます。この状態を放置すると歯周炎に進行していきます。歯垢は数日で石灰化して歯石となり、ザラザラした表面に歯垢がくっついてまた歯石となり・・・と悪循環を繰り返し、歯周病は悪化の一途をたどります。年とともに歯垢・歯石もたまりやすくなり、細菌感染への抵抗力も落ちていくことから、歯周病は成犬病のひとつといえます。犬も歯磨きを定期的にしていれば歯垢は落とすことが出来ます。しかし、歯磨きでは歯石を落とすことが出来ません。犬の歯石を落とすためには、スケーリング(歯垢・歯石を落とす処置)をする必要があります。もし、歯石がかなり付いているようであれば、早めのスケーリングをおすすめします。