ペットの病気やケガの治療、相談は兵庫県豊岡市の有田動物病院へ

我家ペット

有田動物病院 >JAM我家のペット >我家ペット >ペットの“できもの”には要注意。早めの検査を!(2015年1月)

ペットの“できもの”には要注意。早めの検査を!(2015年1月)

ペットの体に“できもの・腫れもの”ができることがあります。特にワンちゃんはできやすく、注意が必要です。大きさ、形、状態は様々で、それぞれの特徴によって治療を進めていきます。皮膚炎のためにできる皮疹とよばれるポツポツから、のう胞と呼ばれる脂肪、垢のたまった袋、ほくろやイボのたぐい、そして腫瘍まで種類はいろいろです。その中で最も気をつけなければいけないのが腫瘍です。この腫瘍には良性と悪性があり、悪性の腫瘍がいわゆるガンです。ガンは手術で取り除いても、多くの場合、再発を繰り返します。また、局部にできたガンが、別の場所に転移することもあるので要注意です。もしペットの体に“できもの・腫れもの”ができた場合、まずそれがどういう種類のものなのか病理検査します。今回の症例は左後肢の膝部分の“できもの”でした。来院されたときは写真の3倍くらいの大きさで出血もしていたのでまずは内科治療をし、腫れが治まってからの摘出手術ということになりました。幸い結果は良性とわかり一安心です。“できもの・腫れもの”を早く発見するには、ペットの体になるべく触ることが大切です。短毛種の場合は、目で見るだけで発見できることもあるでしょうが、長毛種では外見だけで分からないこともあります。ペットの体中を触ったり、ブラッシングすることを習慣にして、健康管理に気をつけましょう。