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猫フィラリア症の予防

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猫もフィラリア症(犬糸状虫症)に かかります。

Q: フィラリアってどんな虫?
フィラリアは猫の体内では約21cmにも達する寄生虫で す。心臓や肺の血管内に住み、血の中の栄養分を吸収して生きています。また、まれにフィラリアは脳など、 心臓や肺以外の部分に寄生することもあります。
Q: 猫のフィラリア症とは?
フィラリアの成虫が、心臓や肺の血管内に寄生すると、 血のめぐりが悪くなり、心臓や肺、肝臓に障害を起こします。また、わずか2匹のフィラリアが寄生するだけで 突然死が起こることもあります。
Q: フィラリア感染はどうやっておこるの?
フィラリアは蚊によって運ばれ、感染します。 フィラリアにかかっている動物の血液中にはフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)がいて、蚊が血液を吸うときに蚊の体内に入ります。 2~3週間の間に子虫は蚊の体内で成育し、他の動物に感染する幼虫に成長します。 この蚊が猫から吸血するとき、その傷口から幼虫が猫の体内に侵入します。 幼虫は皮膚を通り抜け、猫の体内で成長します。最後に心臓や肺の血管にたどり着きます。
Q: フィラリア症の症状は?
猫の場合、犬とは違って、何らかの症状がでてきたときには、すでにフィラリアは猫の体をむしばんでいて、健康そうな猫でもフィラリア症で突然死することがありま す。もし、症状がでてくる場合には、以下のようなものがあります。 
● しつこい咳
● 呼吸困難
● 嘔吐
● うつ状態
● 疲労
● 元気消失
Q: フィラリア症の治療方法は?
猫のフィラリア症の診断は難しく、たとえ診断できても、 よい治療方法はありません。 
Q: フィラリア症の予防方法は?
蚊に刺されないことですが、普通の生活で全く蚊に刺されないことは困難です。予防薬でフィラリア症から猫を 守ってあげることができますので、動物病院にご相談下 さい。